わたしの小さな窓

風がカーテンを揺らす

シャーマンの首飾り

夜に立つ

脳裏は澄んでいる

闇の中

見えないモノを見る

砂浜のほの白く光る貝殻を

ひとつ

ひとつ

拾い集め繋げて

シャーマンの首飾りを作る

 

言葉は未来を語る

 

ここに居るみんなが死ぬ

明日かもしれず

ずっと先かもしれない

自分が望めば

生まれてきて良かったと思える道を歩める

 

風が吹く

物事は留まらない

思いもよらない変化の時が訪れ

人は皆選ばなくてはいけない

何をどう選ぼうが

ただ死に向かっているだけと知る

 

誰かを愛すれば

自分も愛されるのか?

愛は物々交換にはならない

欲すれば欲するほど渇くだろう

まずは自分の穴を

その穴の底を見つめなさい

自分の穴の深さを知った時に

そこに注がれた水の豊かさを知るだろう

 

何でも良いと思えば

何でも手に入れる事が出来るだろう

欲深く生きれば

もしかして多くの手に出来るかもしれない

だがいらないものはいらないと思えば

それだけで暮らせる

 

年をとれば

醜く老い

力を失い

全てが鈍り

脳は萎縮を始める

歩くことさえ出来なくなる

それが不幸か?

 

感謝する者には

幸せが訪れる

幸せは円い玉の形をしていて

その玉は

円い心にしか嵌らない

 

特別でない者は

己の一歩を確実にして歩み

時に停まろうが

顔は歩む方へ向けている方が良い

見失ってはいけない

本当の道は

細く狭く切り立っている

そこを歩いていけるのは

前を向いている人だけだから