小さな窓
一つ、窓が欲しくなった。
その窓を開けて
心の中に吹く風を送り出したくなった。
風?
そんな大げさなものじゃないけど。
日々過不足の無い暮らしの中で
ふっと沸き起こる思いを
留めずに解き放ちたくなった。
なんかいい事があったとき
知らず知らずに笑みを浮かべている
その笑みのような
誰のためでもなく
何のためでもないのだけど。
手の中の温もりで
緩やかに押し出す
微かな風
私の思い。
先ずはご挨拶。
今夜、私の小さな窓を開けました。